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未来塾公開講座「教育を法律の観点から考えてみよう」

[ 編集者:広報室  2019年11月26日 更新 ]

教員志望の学生、教職員対象に実施

11月29日(金)西宮聖和キャンパス6号館

 関西学院大学教育学部は11月29日(金)、教員や保育士を志望する学生や阪神間で勤めている幼小中学校の教職員を対象に「未来塾 公開講座 ~教育を法律の観点から考えてみよう~」を開きます。

 「未来塾」とは、教育学部開設以来、教員や保育士を目指す学生を対象に実施している教育学部独自の課外の講座です。「人を育てる人になる」をモットーとして、人材育成を目指す学部の使命のもと、「今ここにない未来を創り出す」キャリア意識の醸成を意識して幅広い視野を持ち、実践力、教育力、人間力を備えた質の高い保育者・教育者の育成を目指しています。具体的には、1年次から3年次まで、学内外の講師から講演やアサーション・落語・演劇などの自己表現法の体験などを学びます。

 今回、弁護士で尼崎市の教育委員でもある德山育弘(とくやま・いくひろ)氏を「2年未来塾」の7回目の講義にお招きすることになり、公開講座「教育を法律の観点から考えてみよう」と題して話していただきます。

 現在、教育、学校をめぐる環境には厳しいものがあります。その一方で、教師の仕事は典型的な「感情労働」だといわれ、公務員、医師、看護師等一般市民に誠意を持って応対することが当然視されている職業に当てはまります。最近の学校では、理不尽な要求を繰り返す保護者への対応だけではなく、地域住民からの苦情対応(「学校近隣トラブル」)も増えています。そういう状況のもと、教員希望者が減少している状況も理解できます。

 「学校近隣トラブル」の最たるものが、学校の教育活動から出る「音」です。現在の学校は、家庭・地域との連携・協力なしには成り立ちません。保護者や近隣住民と全面対決はできません。苦情や要望に丁寧な対応をしながらも、できないことははっきり伝えることが大切になります。そのために必要になってくるのが、「教育を法律の観点から考えてみる」という姿勢です。これは教職員自身にも当てはまります。「騒音苦情」も、次のように考えることができると知っていると、少し気持ちが楽になります。

 一般に「騒音」とは「不快な音」の意味ですが、不快かどうかは個人差があります。「騒音」とは、法的には騒音規制法等が規制対象とする、一定場所における、一定音量を超える音と定義されています。裁判所の判断でも、産業構造的に発生する「機械音」が騒音に該当することは疑いないにしても、学校から出る運動部のかけ声や吹奏楽部の練習音という学校本来の教育活動に伴って発生する音が、騒音に該当するかまでは判然としていません。これらは騒音規制法等が対象と考えている経済的自由とは一線を画するものです。学校という公共性の高い施設に隣接する近隣住民には、予測可能な音の発生に対しては、学校との関係では受忍限度があります。

 当日は、児童生徒のために頑張る教員・保育士を支援する人も多いというお話もしていただきます。



日 時 11月29日(金)16:50~18:30
場 所 関西学院 西宮聖和キャンパス 6号館 612教室
講 師 德山 育弘(とくやま いくひろ)氏 弁護士、尼崎市教育委員
演 題 「教育を法律の観点から考えてみよう」
◆入場無料、事前申し込み不要
※一般の方の問い合わせは、西宮聖和キャンパス・キャリアセンター(0798・54・6506)にお願いいたします。