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「アゾベンゼンが結晶化すると発光体として振る舞う」ことを発見
~山内光陽・理工学部助教らのグループ

[ 編集者:広報室  2019年8月28日 更新 ]

―発光してかつ光刺激に応答する賢い材料の創出に期待


 関西学院大学理工学部環境・応用化学科の山内光陽助教、横山幸輔氏(修士1年)、増尾貞弘教授らの研究グループは、有機化合物の一種で単独では発光しないアゾベンゼンについて、結晶化させることで発光体として振る舞うこと(結晶化誘起発光)を発見しました。

 アゾベンゼンは光照射により励起されたエネルギーのほとんどが光異性化に使われるため、光応答性分子として広く研究されてきたのに対して、その発光特性については注目されてきませんでした。そこで山内助教らは、アゾベンゼン誘導体を結晶化することで3次元的に固定し光異性化を抑制することで、発光体として振る舞うことを突き止めました。さらに、結晶の一部にレーザー光で照射すると、光異性化が起こることにより結晶が崩れ発光しない領域ができることを見出しました。本成果でのアゾベンゼンの結晶化誘起発光の発見により、アゾベンゼンを使用した新しい発光材料の創出のみならず、発光してかつ光応答する賢いハイブリッド材料の創出に繋がることが期待できます。

 本研究成果は、ドイツの化学学術雑誌『Angewandte Chemie International Edition(アンゲヴァンテ・ケミー国際版)』に、2019年8月23日付けでEarly Viewに掲載されました。

 詳しくは、下記のリリースをご参照ください。