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「子どもの発育発達と運動」 溝畑潤 人間福祉学部准教授

溝畑潤 人間福祉学部准教授


【専門分野】
 発育発達学、運動生理学、スポーツ方法学

【研究内容】
 私の研究テーマは「子どもの成長に合わせたスポーツ指導」を生理学的なアプローチで追究してくことです。

 発育発達の著しい時期の子どもは、暦年齢が同じであっても生理学的年齢は大きく異なっています。生理学的年齢とは、「生物が成長する過程は、遺伝的要因や環境要因などによって大きく異なります。例えば身長の発育がその一つです。皆さんは、自分の身長がどの時期に大きくなったかご存知ですか?私の身長が最も伸びた時期は、中学校2年生から3年生の時期でした。その2年間で25センチメートルほど伸びました。このように身長の発育は一人一人異なったタイミングで成長を遂げます。その発育発達の速さ(速度)、成熟度は、成長が速い子どもでは10歳前後で成熟を迎えるものもいますし、遅い子どもでは15歳を過ぎて成熟を迎えるものもいます。ですから、生理学的年齢の個人差は統計的におよそ6年の開きがあるとも言われています。従って、同一年齢であっても成熟度が異なる時期の子どものスポーツ指導には十分な配慮が必要となります。海外では成熟度の異なる子どもの指導に配慮した「Long term athlete development」といったプログラムが普及しています。一方、我が国において体育・スポーツ指導は学年別に行われる傾向があり、同じ学年であっても暦年齢でも4月生まれの子どもと3月生まれの子どもでは、ほとんど1年に近い差が生じますし、生理学的年齢ではそれ以上の個人差となります。

 そこで、私の研究では身長成長のチャートを利用して成熟度を判明、また体力・運動能力評価を様々な測定器具を使用して試みています。子どもの健全な発育発達と成長を支援し、健康の保持増進、心身ともに健康な人間の育成と環境作りに役立てたいと考えています。