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「タンパク質機能の解析」 藤 博幸 理工学部教授

藤 博幸 理工学部教授


【専門分野】
 分子進化学、計算生物学

【研究内容】
 私は、私達の身体の主要な構成成分であるタンパク質の機能について研究しています。

 しかし、私の研究の道具は、試験管ではなくコンピュータです。

 タンパク質は20種類のアミノ酸が結合してできた紐状の分子です。言い換えると、タンパク質は20種類のアルファベットから構成される文字の列とみなすことができます。

 生物が進化する過程で、これらの文字の列が変化していきます。この文字列の変化によって、タンパク質は新たな機能を獲得することがあります。

 逆に、共通の祖先から別れて進化してきたタンパク質のアミノ酸の配列を比較し、様々な機能に関連する情報を抽出することができます。このような配列の比較は、手作業では困難で、コンピュータの利用が必須です。

 私は、コンピュータを利用した配列比較により、アミノ酸の配列のどの部分に機能部位があるのか、どのような変化が機能の違いを生み出すのか、またどのタンパク質とどのタンパク質が相互作用するのかなど、配列データから昨日情報を得るための手法の開発や応用研究を行ってきました。また、このような研究から予想もしないタンパク質の間の進化的関係を見出したこともあります。

 このような研究は、基礎研究として有用であるばかりでなく、医薬などの応用分野にも役立てることができます。近年、生命科学の分野では、配列データが急激に蓄積されており、そのようなデータを利用した新しい方法の開発や応用研究を展開していきたいと考えています。