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「人間関係や集団の社会心理学」 清水裕士 社会学部准教授

清水裕士 社会学部准教授


【専門分野】
 社会心理学、親密な対人関係、道徳、社会規範

【研究内容】
 人間関係で作られるルールや,規範などの研究を行っています。

 たとえば親しい関係というのは「自分が自分らしくいられる」関係、自由な関係と思われることもあると思いますが、一方で「真の友人とはこうあるべき」というように親しい関係だからこそ求められる規範や道徳もあると思います。

 こういった人間関係のルールはどのようにして作られるのかについて、人の心の特性に加え、コミュニケーションのあり方などから探求しようと思っています。アプローチとしては適応論というものの見方を採用しています。適応論とは、今存在している心の特性や社会制度が「それが長い歴史で生存に有利だったから残っている」という観点で理解しようとするものです。人々が作ったルールは、そのルールがあることで長い歴史の中で集団や社会を上手く運営するのに役立っていたからだというように理解します。仮に現代社会には合っていないように見えても、歴史的に見ると役に立っていたから今残っているというように考えると、そのルールの機能が明らかになることもあります。

 また、最近は社会意識(社会に対する考え方)や規範を測定することについての数理モデルについても研究しています。例えば「社会はこうあるべきだ」という意見を測定するときには、実は心の問題としてだけではなく、社会全体の特徴も踏まえて測定する必要があるんじゃないかということを考えています。また、それに合った新しい統計的手法の開発などを行っています。