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「アルゴリズムが酵素触媒反応に関する新しい知見を得ることに貢献」

[ 編集者:広報室  2017年2月8日 更新 ]
 理工学部情報科学科の研究特別任期制助教Adnan Sljoka(アドナン・スリオカ)博士(科学技術振興機構JST・CREST研究員)と研究グループによる論文が、科学誌「Science」に掲載されました(2017年1月20日)。

 この論文は、フルオロ酢酸デハロゲナーゼとよばれるホモ二量体酵素の機能制御における重要な側面を明らかにしたものです。フルオロ酢酸は有毒植物から得られ,強い毒性を持っていることが知られていますが、この酵素の触媒反応により、フルオロ酢酸の強い化学的結合を破壊し、スキンケアにも用いられるグリコレートを生成することが知られています。このような触媒の機能制御に大きな役割を果たしていると考えられている、たんぱく質動力学とアロステリーと呼ばれるたんぱく質内の遠隔情報伝達の役割を解明したものです。

 この論文のなかで、Sljoka博士は、剛性理論とよばれる数学理論に基づいた、たんぱく質の構造解析アルゴリズムを開発し、この機能解明に大いに貢献しました。これは離散数学とアルゴリズムの研究が、生化学分野における重要な謎の解明に迫る新しい知見を得ることに本質的に寄与したことを示しています。

詳細は以下のプレスリリースをご参照ください。